会期:2023.1.7(土)ー23(月)12:00-18:00
作家在廊:7(土)、8(日)
もともと恐竜のおもちゃを両親に買ってもらったりしていたが、欲しいと思う恐竜を図鑑を見てつくるうちに手持ちのものとマッチしなくなり、自作のキャラクターを増やしていったそうだ。そんなことを繰り返しているうちに上手くなってしまったという技法は自己流で、たとえ架空の生きものだとしてもリアリティにこだわっているように思う。
彼の趣味は腕相撲でアトリエには筋トレ用の器具が置いてある。展示を見にきてくれたお客さんと突然の勝負が始まることもしばしばあるらしく、そんなこんなで出来た作品が勝者のために捧げられるブラキオサウルスのトロフィー。勝ちたい、勝ちたすぎるー!相変わらず作品を見ると静かにクスクス笑ってしまうのだが、このクスクスは純度高めのポジティブエネルギー、幸せの音だと思うのだ。
略歴)
植田楽 Hiraku UEDA
1993年京都生まれ。京都嵯峨美術大学現代アート領域専攻科卒。約20年間、紙とセロハンテープで、主に動物や恐竜をモチーフに制作。 https://ueda-hiraku.com/