大滝郁美
väv – Vinter
織 – 冬編

2023/12/07

会期:2023.12.9(土)〜

大滝郁美さんのテキスタイル展。夏編から5年ぶりの開催です。
ルーツとなるスウェーデンはもとより、西欧東欧のフォークロア・テキスタイルから参考を得たカラーやデザインをミックスさせた冬の布を制作していただきました。
“欲しい色はなるべく染める”精神でカシミヤを中心に、糸から紡いだ麻のマットなど、素材と大いに戯れた作品です。
私の大滝郁美ワールドは懐かしくて、暖かいイメージ。言うなれば実家にあったコタツカバー。おばあちゃんの手編みのセーター。時にビター&シックにまとめた布だとしても、私のイメージは陽だまりの暖色。そんなあたたかい作品です。

作家在廊:9日(土)

略歴)
大滝郁美(Ikumi OTAKI)
山形県出身。スウェーデン、ダーラナ地方にある手工芸学校で3年間、現地の文化や自然の中で大切に受け継がれてきた、伝統的な織物や手工芸を学ぶ。
https://itori-vav.com

photo:Shingo Hikiami

eleven 2nd 2023AW

2023/11/10

会期:2023.11.23(木 祝)〜

11月は23日(木 祝)からeleven 2ndのニットの販売を開始します。たっぷりとご用意しております!
洋服の型も色数も以前より増えて見応えがあります。
Tシャツのように着るカシミヤは引き続き絶対的お薦め(これを知ったら辞められない)ですが
ヤクウール、ラムズウールのような柔らかく、強く、毛玉になりにくく、軽く、暖かいニットもあります。
カシミヤとは違ってボリュームがありながらも着心地が良いそれらは、いかにも冬らしい装いといったかたちと素材感。
一年を通してもっとも冬が好きな私にとっては、まるまるとニットに包まれるのも楽しみなのです。
もちろん、定番のカシミヤのセーター、Tシャツ、デザイナー橋本靖代さんによる手編みのニットも販売いたします。

作家在廊:23日(木)、24日(金)

https://eleven2nd.com

photo:Shingo Hikiami

Kit 買い付け展 01

2023/03/05

会期:2023.3.11(土)ー20(月)12:00-18:00

10年前に韓国に行った頃はハングルも読めなくて英語も喋れなくて、困った。
言語の分からない世界は記号的であったが、受験生なみに猛勉強したのち訪れた韓国では自然に言葉が入ってきて、バタバタバタと絵本が立体的にポップアップした感覚に陥った。言葉は平面を立体にする。
意味が通じていなくても情報が無くても、きっと何処でも自分らしくものを選んで、好みのかたちや色をすくい取って並べられる気はするのだが。 誰かの生い立ちや性格を知っていくように、もの以外の何かを抱えたいと思うのだ。
これまで私が何度も同じ場所にかえり、ある程度その土地の言葉を覚えようとしたのは、そんな理由からである。

3度目のジョージア(旧グルジア)。ちょうどロシアによる実質的なウクライナ侵略から一年が過ぎようとしていた。




კიტ
ყიდვა 01
ქვეყანა: საქართველო
წელი: 2023
მადლობა: ზონო

Kit
BUYING 01
Country:Georgia
Year :2023
Thanks:zono


David Kakabadze's sketches
ソ連占領下におけるグルジア国旗のためのデザイン案。
Union of Soviet Sosialist Republics(USSR)を表す赤いオーナメントをベースにして配置された紋様は民族性が強すぎる、と却下された。

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植田楽

2022/12/20

会期:2023.1.7(土)ー23(月)12:00-18:00
作家在廊:7(土)、8(日)

数年前に知人のアトリエを訪問した時のこと。「時間ありますか?上の階に面白い子がいるんで、ちょっと見ていきませんか。」と誘ってもらった。ふらっと何気なしにお邪魔することになり、そこに楽(ひらく)君がいた。とても若い青年で、紙を芯にしてセロハンテープで動物や恐竜をつくっているという。結論から言えば、ひと目見てすぐに好きになってしまった。もう実存しない生きものとか絶滅危惧種なんかが多いが、カンフー映画の悪役、アクション俳優、女子プロレスラーなど画面の中のキャラクターらしき作品もある。身体の厚みとかかたちが劇画調なのも気になるし、スカートの裾がヒラっとなっていたり、爪の先がふっくらしていたり、ピストルの引き金にバネが効いていたり…クスっとくる。ディズニーとか手塚治虫の漫画が質感を醸し出してくるように、動きがあって面白い。

もともと恐竜のおもちゃを両親に買ってもらったりしていたが、欲しいと思う恐竜を図鑑を見てつくるうちに手持ちのものとマッチしなくなり、自作のキャラクターを増やしていったそうだ。そんなことを繰り返しているうちに上手くなってしまったという技法は自己流で、たとえ架空の生きものだとしてもリアリティにこだわっているように思う。
彼の趣味は腕相撲でアトリエには筋トレ用の器具が置いてある。展示を見にきてくれたお客さんと突然の勝負が始まることもしばしばあるらしく、そんなこんなで出来た作品が勝者のために捧げられるブラキオサウルスのトロフィー。勝ちたい、勝ちたすぎるー!相変わらず作品を見ると静かにクスクス笑ってしまうのだが、このクスクスは純度高めのポジティブエネルギー、幸せの音だと思うのだ。


略歴)
植田楽 Hiraku UEDA
1993年京都生まれ。京都嵯峨美術大学現代アート領域専攻科卒。約20年間、紙とセロハンテープで、主に動物や恐竜をモチーフに制作。

https://ueda-hiraku.com/

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