作家在廊:9(土)
会期中無休
朝は静かにやってくる。
ゆっくりとコーヒー豆を挽く音が鳴りはじめ、まだ薄暗い台所にケトルの湯気がのぼる。 しんと静まりかえった山の家に、光は穏やかに降りてくる。ー inner light(内なる光)
ふと、そんな言葉を思い出す。誰にしも降り注ぐ、小さな光。
暗闇に潜んでいたものへ少しずつ陽が届き、やがて一日は動きはじめる。調律のように繰り返される日常から、白い器は生まれる。
略歴)
中本純也
Junya NAKAMOTO
1998年 和歌山県龍神村へ薪窯を作るため移る
2011年 焼締から白磁の器に
photo : Shingo HIKIAMI
